圧力鍋の基本・選び方

タイプ別圧力鍋の大きさ選び【できるだけ小さめを選ぶべし!】

圧力鍋を選ぶときに迷うポイントってたくさんあります。

「どのメーカーがいい?」「素材は?」「種類は?」など疑問は絶えませんが、一番重要なのは大きさ。

適切な大きさの圧力鍋を選ばないと実際の調理の時に不便になり、結果的に「買った圧力鍋を使わない」という最悪の事態になってしまいます。

ここでは各家庭に合った圧力鍋の大きさについて解説していきます。

人数+1リットルは嘘?

圧力鍋の大きさについて調べてみると、「家族の人数+1リットルの容量が良い」ということがよく書かれていますよね。

3人家族なら4リットル、4人家族なら5リットルというのがこの選び方。

だけどこれってかなり大雑把というか、このパターンが間違っている場合も多いです。

例えば5リットルの圧力鍋って超巨大サイズなんですよ。重量はだいたい4キロくらい。これってかなり重いです。

圧力鍋は特性上、「重くて大きくて場所をとる」という弱点があります。だからこそその弱点を最小限にとどめるため、「適当に大きめのものを買う」というのは避ける必要があるんです。

目的別・圧力鍋の適切な大きさ

一人暮らしの場合は2.5L

一人暮らしの学生さんやサラリーマン、OLさんが圧力鍋を購入する場合、大きさの目安は2.5リットルです。

「スープでもカレーでも2.5リットルも作らないよ」

こう思うかもしれません。だけど圧力鍋って鍋の中身を満タンにして調理できるわけじゃありません。

圧力鍋の大きさとして表記されているのは、「鍋に水を満杯まで注いだ時の容量」であって、実際に調理できる容量はその3分の2以下。

つまり2.5リットルの圧力鍋でも、実際に調理できるのは1.5リットル程度なんです。

一人暮らしでも多めに作って作り置きすることもあるだろうし、あまりに小さい圧力鍋だと用途が限定されすぎて不便。

ここは黙って2.5リットル程度のものを購入してみてください。

例えばパール金属の2.5Lステンレス製なんてどうでしょう?お値段は約3,600円と破格の安さ。安くても国内メーカーだけに安心感がありますよ。

夫婦二人でも2.5L

「一人暮らしで2.5リットルなら、夫婦二人なら3.5リットルくらい?」

と考える人もいますよね。だけどよく考えてみてください。実際の話、一人暮らしでも二人暮らしでも、一回に調理する量ってそれほど変わらないと思いませんか?

夫婦二人なら一回で食べきる量を、一人暮らしの人なら2回に分けて食べるだけ。そう考えると、二人暮らしの家庭でも2.5リットルくらいで結構十分なんですよ。

もちろん奥様が料理大好き、作り置き大好きな方の場合はもっと大きめが必要になるシーンも出てくる可能性はあります。だけど作り置きと言ったって、1種類のおかずを山ほど作っても仕方ないと思いませんか?

週末におかずをまとめて作って冷凍しておくにしても、数種類作るなら一回あたりの容量はそれほど必要ありませんよね。

お子さんのいる家庭なら3L

かなり万能な2.5リットルサイズの圧力鍋ですが、さすがに3人家族以上になると容量がけっこう不足してきます。

例えばよく作るであろうカレーやシチューの場合。野菜をたくさんいれて3人分を調理しようと思うと、2.5Lではちょっと鍋が小さすぎるんです。

もちろん3人家族と言ったって、お子さんが赤ちゃんなら話は別。だけど良い圧力鍋を選んで丁寧に扱えば、10年くらい余裕で使えてしまいます。将来のことを考えて少し大きめサイズにしておくのも一つの方法ですよね。

食べ盛りのお子さんを2人も3人も抱えたご家庭なら、4リットル以上の圧力鍋を選ぶのももちろんアリ。だけど現実的な用途を考えれば、3リットルでも大丈夫じゃないかなと私は思います。

3Lタイプなら私のおすすめはワンダーシェフのこちらの鍋。ワンダーシェフも国内のメーカーさんで、お値段は約7千円ほど。パール金属より高いけど、その分高圧での調理が可能です。

圧力鍋はとにかく小さめ!

もちろん人によって好みや考え方は違います。「大は小を兼ねるから、圧力鍋も大きいのが良い」と大きめサイズを買うのももちろんアリ。

だけど実際の主婦の目線でいえば、やっぱり実用性が無いものは自然と使わなくなっていきます。

「せっかく高い圧力鍋を買ったのに全然使わない」というのが一番悲しいパターン。これを防ぐにはやっぱり小さめを選ぶこと。私はそう思います。

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